設定パラメータ

デーモンのDr.Web ConfigDは、Dr.Web for UNIX File Serversの統合された設定ファイル[Root]セクションにあるコンフィギュレーションパラメータを使用します。

セクションには以下のパラメータが含まれています。

DefaultLogLevel

{logging level}

すべてのDr.Web for UNIX File Serversコンポーネントのイベントログのデフォルトのロギングレベルを定義します。

このパラメータの値は、設定で独自のログレベルが設定されていない製品内のすべてのコンポーネントに使用されます。

デフォルト値:Notice

LogLevel

{logging level}

Dr.Web ConfigDのイベントログのロギングレベル

デフォルト値:Notice

Log

{log type}

設定デーモンのロギング方式と、このパラメータに別の値が指定されていないコンポーネントのロギング方式。

設定ファイルが読み込まれる前の初回起動時に、設定デーモンは次のパラメータ値を使用します。

デーモンとして(-dオプションを付けて実行した場合) - SYSLOG:Daemon

その他の場合 - Stderr

コンポーネントがバックグラウンドモードで動作している(コマンドラインから-dオプションを使用して起動した)場合は、Stderrの値をこのパラメータに使用することはできません

デフォルト値:Syslog:Daemon

PublicSocketPath

{path to file}

すべてのDr.Web for UNIX File Serversコンポーネント間のやり取りに使用されるソケットへのパス。

デフォルト値:/var/run/.com.drweb.public

AdminSocketPath

{path to file}

昇格された(管理者)権限を持つDr.Web for UNIX File Serversコンポーネント間のやり取りに使用されるソケットへのパス。

デフォルト値:/var/run/.com.drweb.admin

CoreEnginePath

{path to file}

Dr.Web Virus-Finding Engineスキャンエンジンの動的ライブラリへのパス。

デフォルト値:<var_dir>/lib/drweb32.dll

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/lib/drweb32.dll

FreeBSDの場合: /var/drweb.com/lib/drweb32.dll

VirusBaseDir

{path to directory}

ウイルスデータベースファイルがあるディレクトリへのパス。

デフォルト値:<var_dir>/bases

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/bases

FreeBSDの場合: /var/drweb.com/bases

KeyPath

{path to file}

キーファイルへのパス(正規またはデモライセンス)。

デフォルト値:<etc_dir>/drweb32.key

GNU/Linuxの場合:/etc/opt/drweb.com/drweb32.key

FreeBSDの場合:/usr/local/etc/drweb.com/drweb32.key

CacheDir

{path to directory}

キャッシュディレクトリへのパス(更新されたキャッシュとスキャンされたファイルに関する情報のキャッシュを保持するために使用されます)。

デフォルト値:<var_dir>/cache

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/cache

FreeBSDの場合: /var/drweb.com/cache

TempDir

{path to directory}

一時ファイルがあるディレクトリへのパス。

デフォルト値:システム環境変数TMPDIRTMPTEMPまたはTEMPDIRからコピーされたパス(環境変数はこの順序で検索されます)。これらの環境変数がない場合は、/tmp

RunDir

{path to directory}

実行中のコンポーネントが有するすべてのPIDファイルと、Dr.Web for UNIX File Serversコンポーネント間のやり取りに使用されるソケットを含むディレクトリへのパス。

デフォルト値:/var/run

VarLibDir

{path to directory}

Dr.Web for UNIX File Serversコンポーネントによって使用されるライブラリを含むディレクトリへのパス。

デフォルト値:<var_dir>/lib

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/lib

FreeBSDの場合:/var/drweb.com/lib

VersionDir

{path to directory}

Dr.Web for UNIX File Serversコンポーネントの現在のバージョンに関する情報が格納されているディレクトリへのパス。

デフォルト値:<var_dir>/version

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/version

FreeBSDの場合:/var/drweb.com/version

DwsDir

{path to directory}

このパラメータは使用されません。

デフォルト値:<var_dir>/dws

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/dws

FreeBSDの場合:/var/drweb.com/dws

AdminGroup

{group name | GID}

Dr.Web for UNIX File Servers管理用の管理者権限を持つユーザーのグループ。rootスーパーユーザーに加えて、これらのユーザーはDr.Web for UNIX File Serversコンポーネントの権限をスーパーユーザー権限に昇格させることができます。

デフォルト値:Dr.Web for UNIX File Serversのインストール中に決定されます。

TrustedGroup

{group name | GID}

このパラメータは使用されません。

デフォルト値:drweb

DebugIpc

{Boolean}

詳細なIPCメッセージをデバッグレベルでログファイルに含めるかどうかを示します(LogLevel = DEBUGの場合など)。IPCメッセージは、設定デーモンと他のコンポーネントとの間のやり取りを示します。

デフォルト値:No

UseCloud

{Boolean}

Dr.Web Cloudサービスを参照して悪意のあるファイルやURLに関する情報を受け取るかどうかを指定します

デフォルト値:No

AntispamCorePath

{path to file}

このパラメータは使用されません。

デフォルト値:<var_dir>/lib/vaderetro.so

GNU/Linuxの場合:/var/opt/drweb.com/lib/vaderetro.so

FreeBSDの場合:/var/drweb.com/lib/vaderetro.so

VersionNotification

{Boolean}

現在インストールされているDr.Web for UNIX File Serversバージョンのアップデートが利用可能であることをユーザーに通知します。

デフォルト値:Yes